33年

33年

オーロラ会 京都伏見日帰り旅行

  • 平成27年11月20日  参加者 小原先生以下15名

  • コース 京阪本線 中書島→十石舟で宇治川派流沿いに進む→三栖閘門資料館までを往復→寺田屋→黄桜記念館→黄桜酒場レストラン→→伏見夢百衆(カフェ)→月桂冠大倉記念館→中書島
 
1年ぶりの同窓会。京阪中書島に11時に集まった後期高齢者の面々14人、1名遅れて参加。歳とってお小遣いも減らされて今年は日帰りになった。
その割には用意周到で2名が下見を行っており、確かなナビで迷うことなく橋を渡って船着き場に到着  
  
オッチャン2人と女性1人が操る十石舟に乗り込む。川辺の景色はこのシーズンのたたずまいがあり少し紅葉した葉と緑の葉の中に山茶花、皇帝ダリやのほか名前不詳の木々が多数、低い視点から水辺に漂う両岸の景色を楽しむ。その中に板壁の酒蔵が溶け込むように建っている。
目的地の三栖閘門資料館でいったん下船し、関の構造などの説明を聞く。昔は随分といろいろなものを運んだのでしょう。
やがて元の船着き場に戻って上陸
寺田屋で記念撮影
オーロラ会も回を重ねて定年後だけでも15年を超える歴史がある。たとえばその撮影装備の重厚さと凝りようから自他ともに認める専任カメラマンがいた。ところがどうしたことか大事な記念撮影でずっこけるようなミステークを2回ほどやらかしてからみなが頼りにしなくなり役割分担で写真係を仰せつかってない連中までめいめいカメラを持ってくるようになった。結果俺も俺もと記念写真に時間がかかるのだ。
さて噂の寺田屋は思っていたより中は広く柱の刀傷や竜馬が伝って逃げたという小屋根も見えた。
新選組に包囲されたときお龍は入浴中でとっさに裸のまま二階に駆け上がって危急を竜馬に知らせ助けたという有名な話に思いをはせる。
男たるもの斯くありたいと思うし、うらやましいとも思う、その場面の艶っぽさもドラマチックだ。
確かNHKのテレビドラマ「竜馬伝」では、女優真木よう子が寝巻のようなものをひっかけた姿で駆け上がっていたように思う。
 さて次は 本日の最大イベント黄桜記念館でのお食事と談笑の時間
 
酒も食事も昔ほどの勢いはなく、めいめい好きなことをしゃべりだす。
「今年で北の新地、周防町、宗右衛門町の新地遊びを卒業しました」とシャラッという男。(『下流老人』という本が売れている時代にまだそんなことをしてたのかいとあきれる)かと思うと、♪戦う男 燃えるロマン 誰かがこれをやらねばならぬ 期待の人がおれたちならば・・・(宇宙戦艦ヤマト)とばかりに次の西電会会長を俺は引き受ける積りやと豪語するもの(この歳になってようやるわとの副音声あり)。
「大阪のダブル選挙 橋下に入れるなよー」とドスのきいた声のこわもて(この男は自社株を持って某電力会社の株主総会に乗り込んだがそこで橋下市長の原発反対論をまともに聞かされた。それ以来彼は橋下と静電気のように敵対している)・・すると向かいからすかさず「いや俺は橋下好きやで」と楯つくものがいる。
幹事の気持ちとしてはこの手の政治ネタはもめるもとになるので避けてほしいのだが止めるリーダーがいるわけでもなし怖い女房もいないし席の規律は緩みっぱなし。
年寄どうしの談笑は責任もなく罪もなくただ楽しい。そして脳神経を刺激して老化防止に役立つ。同窓会はいいことずくめ。
おなかがいっぱいになると次はお茶の会。伏見夢百衆(カフェ)へ歩いて3分ほどで着く。このコーヒータイムは小原先生がまんざらお嫌いではないということを忖度して加えられた。先生は大正ロマンの時代に青春を送った古き良き時代のエリートでありTalk over the coffeeに理解がある一方、先きが四角い割り箸がないと料理には手をつけないという合理性の人でもある。確かに割り箸は細かいものでもよくつまめる。
この店はその昔 酒造りをしていたような建物でトイレは庭に出てかなり離れた別棟にあった。時代時代に合わせて商いも変えていかねばということか。
さすがに何かを食べる人はもういなくてほぼホットに統一されていたが薄暗いお店でしゃべり足りなかったものをぼそぼそと語り合った。
お土産を買いあさった後 月桂冠大倉記念館前に集合したが、入館希望者がなくここで記念写真を撮って事実上の解散となった。
天気にも恵まれて暖かく格好のイベント日和になったのでのどかで楽しい日帰り旅行だった。
追記
その後小原先生から「帰ってから疲れて何日も寝込んだ」という報告(今までよくあった)も今回はなく、その点でもいい催しになったとほっとしている。
文:本田、写真:大森・北川 

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